コミュニケーションの難しさ(話すのが苦手なのは問題ではない)

 話すことが得意ならコミュニケーションが得意といえるのでしょうか?
 ノー。得意とは限らないです。マシンガンのように一方的に話すのはコミュニケーションとはいえません。
 コミュニケーションは相手とのやり取りですから。表情や態度、アイコンタクトもコミュニケーションですし、話す時の声質やトーンも重要です。

 僕の場合、コミュニケーションに対する苦手意識が人並み外れて強く、何を話したらいいのかわからない、言葉に詰まる、言いたい言葉がすんなり出てこない、声が小さい等多くの問題をずっと抱えています。自分ほど接客業に向いてない人はいないと思っていたほどです。

 しかし、それくらい苦手意識があっても話す方はいざとなればなんとかなるような気がし始めています。

 それでは、聞くほうはどうなのでしょう。
 ほとんどの場合、できていないのではないでしょうか?自分が話すために聞いているのではないでしょうか?頷いているだけで聞いてはいないのではないでしょうか?
 自分では相手の話を聞いているつもりになっていても、話している相手の方は聞いてもらっていると感じていないかもしれません。耳で聞くのではなく、目や表情、態度など体全体を使って聞くのが重要だと思います。
 それが、傾聴、共感、受容ということなのではないでしょうか?ここまでできないと心を汲み取ることはできないのではないでしょうか。
 聞くということは相当難しいと思います。