相場(株、FX、日経225先物オプション)について

私は、2010年8月に相場から足を洗いました。
相場は私にとって生きがいであり、金持ちになる唯一の手段でした。

2005年7月から2008年7月までの間、株のトレードをやっていました。
3年間で、700万円ほど負けました。

値動きが安定していて取引しやすいという理由で、2008年8月から日経225ミニをやり始め
10月からFXもやり始めました。
金融危機による日経平均の大暴落や円独歩高を予想的中させ、その後もコンスタントに稼げるようになりました。
金持ちへの階段をのぼりかけたと思い始めました。
しかし、それは砂上の楼閣にすぎませんでした。2009年12月、私は相場を読み間違え、それまでコツコツと積み重ねてきたものすべてを失いました。
もう二度とミスはしないと心に誓いました。
涙をこらえながら、コツコツと勝ちを積み重ねていきました。

2010年5月6日のNY市場でダウが一瞬1000ドル以上大暴落するという事件が起こりました。
翌日朝起きてPCを立ち上げ、そのニュースを見たとき私の脳裏に“破産”の二文字が浮かびました。前日にプットオプションの売りポジションを作っていたからです。もし日経225先物が1000円マイナスで寄り付けばその時点で、私は終わりでした。幸いなことに、ダウは暴落後上昇して前日比-400円で終わっていたため、日経225先物は前日比-470円で寄り付きましたから、何とか破産は免れました。
プットオプションの裸売りで多くのトレーダーが破滅したのを見てきましたから、それがどれほど危険なことか知っていたにもかかわらず、私はやってしまいました。欲が身を滅ぼしたのです。

この二度の大敗で、心の底から相場を怖いと感じました。
連戦連勝を積み重ねても、一瞬の判断のミスですべてを失う。いつかは弾が出るロシアンルーレットをやっているのと同じだと思ったのです。

相場を始めてからずっと毎晩、NY市場が気になって、安らかに眠れませんでした。
毎日が恐怖の連続でした。
もう血が凍るような思いを味わいたくないのです。
それが、相場をやめた理由です。

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