最近、自分が非常に怒りっぽい。どうにかしたい。そう思いつつも、ともすると些細なことで怒りを爆発させてしまう自分が嫌になってきた。
怒りのせいで、愛する人を悲しませたり、自分が傷ついたりしている。そのたびに後悔・反省するのだが、なかなか直らない。
たしかに私は元来我慢強くはなく、すぐに感情的になるきらいはあったが、いまのように些細なことで突然ぶち切れるというようなことはなかった。怒りっぽくなったのはここ3,4年くらい。
原因ははっきり言ってよくわからない。しかし、こういう性格は変えなければならないのは間違いない。
たいてい怒りの理由は大したことがない。やっていることがうまく行かないとか、フリーズして作業ができないとか、店員の態度が気に入らないとか、騒いでいる人たちの嬌声がかんにさわるとか。後になればすっかり忘れるような些細なことばかりである。
自分にとっては正当な理由があるかもしれない。理不尽な事に対して怒ることは当然と思うときさえある。
しかし、たとえその怒りが許しがたい他人にぶつけるものであっても、そばにいる人・仲間・家族・友人を悲しませる結果となる。自分が嫌になったり、情けなくなったりすることもある。怒ってしまったばかりに感情が高揚して、その時の印象が強く心に残り、夜に眠れなくなったり、何日も思い出して嫌な気分になることもある。
大切な人を悲しませ、後味の悪さが残るだけ。問題はなにも解決しない。
一旦怒りの感情に身を任せると脳内物質が出て、ある意味気分がいい。怒りは手っ取り早い手段として使われるだけ。いうなればストレス解消のようなもの。まるで意味がない。
腹が立ちそうになったら、切れる準備をしている自分を自覚すべき。切れて怒りまくる惨めな自分の姿を想像し、そばにいる大切な人がどんな気持ちになるか考えてみたらいい。
そして、怒り以外の感情で対応することが可能ではないか?と自問自答してみればいい。
怒るのが当たり前と思う場合があるかもしれない。怒らなければ負けと思う気持ちもあるかもしれない。しかしそういう時は、怒ることこそ相手の思うつぼと思ったほうがいい。
どんなことがあっても絶対に怒ってはいけない。怒ってよかったことなど一度たりともなかったという事を思い出せ。