すべての悩みは人間関係から生まれる

 タイトルのようなことをアドラーが主張したが、たしかにそのとおりだと思う。だんだんと職場の人間関係が改善できているので、私には実感的なのである。ついこの間まで失敗をしないかビクビクしたり、手助けを求めるのにためらわれたりしていたが、最近はそういうことがない。日頃から人間関係に気を配っていれば、悪意を持って接されることはない。人間は不完全なものであることは誰でもわかっていることだから、いちいちミスを突っつかれたりはしない。まれに完全を求めかつ、失敗をいちいち突っ込まないと気がすまない人もいるかもしれないが、それはハンロンの剃刀(無能で説明できることに悪意を見出すな)で、どうしようもない。争っても無駄。聞いたふりでもして過ぎ去るのを待つしかない。
 自分が知らずに行っていた人間関係の改善方法が、次の2つだ。
 1.単純接触効果
 2.フランクリン効果
である。
 実はその前に、元凶は個人にではなく環境にあるのではないかと考えて、実は根っこは自分と同じような考えを持っているという答えにたどり着いた。そしてそういう目で相手を見るようにしたら、それまで腹が立つばかりだったのが、真意や背景を考えるようになった。そして、自分が相手の立場ならどうだろうと思うと、相手のいい部分が次々と見えてくるようになった。そうして、それまでは自分が見ないようにしていたのだということに気がついたのである。
 そういう考えに至ってからは上記の2つのことがだんだんとできるようになっていった。おそらくは恐れのような気持ちが良くなかった。実際自分が嫌っている人に会うのや頼み事をするのは勇気がいる。しかしあえて私はそれをやった。自分の失敗を見せたり、言ったりすることもあった。そして、一度も怒られたり嫌がられたりすることはなかった。ただ自分が臆病なだけであったのである。
 自分を変えれば周りも変わる。そして、変えるのは怖いということだ。不安と言ってもいい。しかし、実際はそれらは杞憂である。想像の中だけで悪いことは起こるのである。実際には自分が予想したことは起こらない。思い切って会って話して頼み事をやっていれば、だんだんと良くなっていく。
 もしそれでもうまくいかないなら相手が馬鹿なので仕方がないと思えるだろう?仕方がないと思えない場合は、どうすればいいのかが問題ではある。見下した態度を取ると更に人間関係が悪化する。戦っても意味がない。後の課題とするか(´・ω・`)

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