極真空手に体験入門

 空手をやることにした。
 そう決める前に一年近く悩んでしまった。少林寺拳法をやるか、合気道をやるか。それとも剣道がいいかと。
 道具を使うのがあまり好きではないのと、やっている人が多いメジャーなものが練習しやすいだろうと考えて、結局は空手にした。私の住んでいる地域では武道の道場や格闘技の練習場は多くない。マイナーな格闘技は習うのは不可能。空手なら道場はたくさんあるし、動画や書籍もいろいろあって学びやすいはず。
 というわけで、まずは家の最も近くの空手道場に見学に行った。キックボクシングジムの中にある道場だ。キックボクシングを練習している人が少ないので、なんとなく場違いなところへ来た感じであった。最近はお金を払ってまで痛いことをする人が少なくなったそうだ。ここの空手道場は極真空手であるが、高校生が一人とあとは子供ばかり。練習はとても楽しかったが、まるで子守をしているようであった。先生には入ってくださいと言われたが、迷った。通い続けていればそのうち大人も増えるかもしれないし、練習相手は先生がしてくれるだろうとは思ったが、どうも入門しづらい。
 極真空手の道場は他にもたくさんあるので、他の道場にも行ってみる。そして、先週行ってみた道場がなかなか良かった。中学生・高校生がほとんどだが、スパーリングでかなりいい動き。見た目が細く、素直でにこやかな顔の人が、スピーディーで力が入った組手をやる。中学生は楽しそうにあるいはムキになって突きや蹴りを繰り出しているが、強い人は軽く受け流している。突きがボディに入ると痛いのではないかとは思ったが、自分もああやって打ち合いたい。びっくりしたのは自分が体がとても硬いこと。全く曲がらないのだが、無理しないようにしてくださいと言われた。板の上に正座も長時間はできなかった。

 結局、後で行った方の道場に入門することにした。とりあえずの目標は通い続けることだな( ・`ω・´)

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