カテゴリー: 哲学

二項対立

議論する目的が、相手を打ち負かし、自分の正当性を認めさせることになってしまいがちだ。しかし、どちらかが正しいとは限らない。どちらも間違いだったり、そもそも問の立て方が間違っているかもしれない。議論するなら勝敗を競うのでは…

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ニーチェ

ニーチェは神を弱者のルサンチマンと考えた。この考え方は、正しいように思える。そのように考えることは弱者にとって救いがなく、生きる意義を見失う恐れもある。しかし、人間は信じたいことしか信じないし、自分の都合の悪いものを見な…

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構造主義 草稿2

 遠近法との関係は下のようになる。  遠近法では視点が主体に固定されている。写実画のように誰かの視点から見た物が描かれてある。様々な視点から見た物について視点を固定せずにその共通点(写像)取り出したものが<構造>である。…

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構造主義 草稿1

構造主義とは何か。その定義を述べることは難しい。 レヴィ・ストロースの親族の研究、神話の分析に使った思考方法を構造主義と言ってもいいものか? ソシュールの言語学、遠近法はどうかかわる? まずレヴィ・ストロースは親族の研究…

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憂鬱になるとき

 憂鬱になるときは決まっている。  人と自分を比べたときだ。  不公平だと感じたり、疎外感を感じたり、認められないと感じたとき、憂鬱になる。  本当は等価交換の原則に従っていると思うが、釈然としない。ここにも心理学におけ…

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夢と欲

 頑張りのエネルギーに夢というものがあるが、それは欲とどう違うのか?言葉が違うだけで内容は同じだろう。  頑張りのエネルギーには、義務、責任などもある。しかしそれについてもよく考えてみると、そうしないと自分にとってなにか…

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相対化の行き着く先

 二者択一はもとより、人工知能もアウトプットを比較してより良いパラメータを探すコンピュータープログラムである。進化もより良い遺伝子を選択した結果であろう。フィードバックは原因と結果の比較である。  要するに色んな場面で比…

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人間関係の相対化

 誰かに対して怒りを感じることがある。自分は間違っていない悪いのはあいつだと。  しかし本当にそうなのか。自分が正しいなら相手が間違っているというのは、二元論である。その考え方が間違っているのだけではないか。自分も相手も…

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構造主義

「何が正しいかは前提をどう置くかによって決まる。公理を自明のものと考えれば、証明や論証の結果は真理に見える。しかし、そう見えるのは、ある知のシステムに閉ざされているくせに、そのことに気付かず、それを当たり前と思っているか…

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