議論する目的が、相手を打ち負かし、自分の正当性を認めさせることになってしまいがちだ。しかし、どちらかが正しいとは限らない。どちらも間違いだったり、そもそも問の立て方が間違っているかもしれない。議論するなら勝敗を競うのでは…
議論する目的が、相手を打ち負かし、自分の正当性を認めさせることになってしまいがちだ。しかし、どちらかが正しいとは限らない。どちらも間違いだったり、そもそも問の立て方が間違っているかもしれない。議論するなら勝敗を競うのでは…
ニーチェは神を弱者のルサンチマンと考えた。この考え方は、正しいように思える。そのように考えることは弱者にとって救いがなく、生きる意義を見失う恐れもある。しかし、人間は信じたいことしか信じないし、自分の都合の悪いものを見な…
ボケ老人に対する偏見はないのだが、精神障害者への偏見はある。五体満足なのに働かずに、自分より幸せそうに見えるからかもしれない。しかし、そういうふうに見えることは大変良いことであるとも思える。もし自分が障害者であっても彼の…
遠近法との関係は下のようになる。 遠近法では視点が主体に固定されている。写実画のように誰かの視点から見た物が描かれてある。様々な視点から見た物について視点を固定せずにその共通点(写像)取り出したものが<構造>である。…
構造主義とは何か。その定義を述べることは難しい。 レヴィ・ストロースの親族の研究、神話の分析に使った思考方法を構造主義と言ってもいいものか? ソシュールの言語学、遠近法はどうかかわる? まずレヴィ・ストロースは親族の研究…
憂鬱になるときは決まっている。 人と自分を比べたときだ。 不公平だと感じたり、疎外感を感じたり、認められないと感じたとき、憂鬱になる。 本当は等価交換の原則に従っていると思うが、釈然としない。ここにも心理学におけ…
頑張りのエネルギーに夢というものがあるが、それは欲とどう違うのか?言葉が違うだけで内容は同じだろう。 頑張りのエネルギーには、義務、責任などもある。しかしそれについてもよく考えてみると、そうしないと自分にとってなにか…
二者択一はもとより、人工知能もアウトプットを比較してより良いパラメータを探すコンピュータープログラムである。進化もより良い遺伝子を選択した結果であろう。フィードバックは原因と結果の比較である。 要するに色んな場面で比…
誰かに対して怒りを感じることがある。自分は間違っていない悪いのはあいつだと。 しかし本当にそうなのか。自分が正しいなら相手が間違っているというのは、二元論である。その考え方が間違っているのだけではないか。自分も相手も…
「何が正しいかは前提をどう置くかによって決まる。公理を自明のものと考えれば、証明や論証の結果は真理に見える。しかし、そう見えるのは、ある知のシステムに閉ざされているくせに、そのことに気付かず、それを当たり前と思っているか…